内部監査員は社内で疎んじられるために、なり手も見つけづらい仔、人員の動機づけも難しいです。如何すれば良いでしょうか?
質問の内容と背景
これは内部監査という重要な社内の自己免疫機能では無くてはならない部署が抱えている根本問題です。仕事の性格上、社内の問題点を指摘するために嫌がられたり、疎んじられたりするので、社内で友達が出来づらいし、口も堅くなければいけないので、自由もありません。結局なり手が無くなったり、担当者の動機づけをどうすれば良いか?といった問題を抱えます。今回はその根本問題を問われた問題です。

内部監査業務の魅力とは?
内部監査業務は社長直結で、社長の命により、社長の手足として、会社想定している仕組みやルールが有効に機能しているかどうかをチェックして社長に報告します。そのために3様監査といって会社の役員待遇の監査役や外部監査人である監査法人(公認会計士)と連絡を取りながらガバナンス機能を社内の立場で守る役割を発揮します。ですから会社全体が把握出来ますし、専門家とつながり幅広い知見を得る事も可能になります。したがって最近では幹部候補生や将来の経営者や役員候補者のトレーニングとして一定期間を過ごすようになってきています。
如何すれば嫌われずに感謝されるか?
内部監査の仕事は「ルールが守られているか?」を確かめる仕事ですので、規定類が基準になります。そして嫌がられるのはそれを守っていない人に対して問題点を指摘するので、引け目を感じている人たち(ほとんどの社員や幹部)は嫌がります。しかし逆張りで守れていたり努力している点に注目しながらそれを前面に出して努力を認めた上で、それよりも少ないけれど十分には無い部分を「ここを直して頂ければもっと良くなる」といった感じでレポートしていけば指摘されながらも褒められている感じを受けて感謝されるようになります。要はあり方や姿勢の問題をどちらに置くかで受け止められ方が変るのです。
注意事項とは?
物事にはどちらから見るかでまるで受け止められ方が異なります。長所と短所は同じ事の見方の違いでしかありませんので、長所側から会社を見て短所の捉え方を長所の裏側と捉えればより長所を伸ばして社内で感謝される存在になれますので、その点を意識して頂ければ問題は解決出来ます。
セミナーにご興味のある方は下記リンクをご覧ください。
https://nagayama-kakushin-leaders.com/lp/businessmodel/
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