私はなぜマネジャーとうまくいかないのでしょうか？

質問の主はいつもマネジャーとうまくいかなくなり喧嘩別れをしてしまう人からの質問です。よく考えるといつも同じような形で対立して関係が終わっていることに気づいて出された質問です。これは心理学的にはエリックバーンが提唱している脚本分析やゲームの理論に当てはまる問題です。

これは幼少期に無意識に形成された潜在意識の型です。無意識に「こうしたらうまくいった」という型でありやらなければいけないことをやらずに許してもらえたことでその逃避行動が習慣化して無意識の行動になったものです。残念ながらそれは相手に負担をかけるために何らかの対立関係に繋がり無意識に同じような対立構造を起こすことになります。この問題は無意識なので気づいて初期動作を改めないといつまで経っても直せないところが問題です。

行動を改めるためには、原因を知り「なんとしても直したい」と思うことが大事です。無意識の行動とはいえ、同じ原因がありますのでそれを過去の失敗をたどって気づくことが大事です。そして分析したところ仕事をお願いする際に自分のやって欲しいゴールイメージを伝えておらず、マネジャーが一生懸命行なって成果物を出したときに「そうではない」とダメ出しして「そんなの聞いていない。はじめから言ってくれ！」となってしまいます。

そうなる原因は自己否定の脚本あるいはゲームの型から対立構造を作るための無意識の罠を仕掛けて相手がそれに引っかかっていつも同じな問題構造に帰着するものです。

その構造を心に焼き付け今までのつらい現実を受け入れて浸る事で心から「こんなの嫌だ直したい」と思うことが出発点です。それが出来れば初期動作が代わり解放されます。

大事な事は原因を突き止めてそれをなんとしても直したいと思うことです。それが出来れば直せますがそれが出来なければ直せません。あくまで自分に原因がありますのでそれをしっかりと把握出来るかがカギになります。


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