社員の美点探しが重要なのは分かりましたが欠点探しは必要ないですか?

質問の内容と背景

私は全ての管理職に自分の部下全員の美点を20項目あげてください。と依頼をしています。これは我々は如何しても長所は見ずに短所を見て人を判断しがちですのでその矯正策として長所に焦点を当ててその人を見れるようにとその作業を依頼しています。そこで出された質問です。

欠点探しの扱いとなぜそれはダメかをご説明します。

なぜ欠点探しはいけないのか?

心理学的には人の知覚は自分の心の投影です。つまり自分が自分をどう思っているかが人の見え方に顕れているのです。そうしますと人に見えている欠点は自分が「こうあってはいけない」と潜在意識で思っている自分の罪悪感や怖れや自己否定意識が顕れているのです。そうしますとそれを自分と他人は違うと認識しながら相手の欠点を挙げるとせっかく自分では分からない自分の潜在意識の問題を直せるチャンスを逸して相手を批判してわざわざ相手との関係性を悪くしてしまうのでまるでいいことはありません。そのためにそれはやってはいけないのです。

どうすれば良いか?

人の欠点が見えるということは自分の潜在意識の投影として自分の心を見せていただけているのでそのことに感謝して一切の批判心や罪悪感を持たずに受け入れてその感覚に浸りながら「どうしたら相手は喜ぶだろうか?」と考える事です。そしてその答えが得られたらそれを励行しましょう。そうすると自分の心が癒やされて相手との関係性も良くなります。

注意事項とは?

感謝することと、自分の心の顕れであると認識して決して攻め心や罪悪感を持たずに浸る事が大事です。それが出来るとタマネギの皮をむくように少しづつ自分のエゴが少なくなっていきますので時間はかかりますがエゴの排除策として時間をかけて取り組んでください。


セミナーにご興味のある方は下記リンクをご覧ください。
https://nagayama-kakushin-leaders.com/lp/businessmodel/