鏡の法則や、心理学で言われる「投影」からすると我が社に生息している問題児は私の心を顕わしていると考えるべきなのですか?

質問の内容と背景

理論を学んでも実際にそれを自分に当てはめるには難しい問題です。今回は鏡の法則や投影を自分の問題として受け入れがたい経営者から聞かれた問題です。どうすれば自分事として受け入れられるかを問われた問題です。

どう考えれば良いか?

人情として自分に取って都合が悪いことは自分事に出来ませんが、鏡の法則や投影は全責任を持つ経営者や部分的に責任を持つ管理者にとってはそれを放置していると言うことは(直せない)と言うことは自分がそうであり「直さないぞ」と無意識に決めていることを顕わしています。したがってその旨を受け入れて「自分の心を示してくれている」と考えるべきなのです。

どうすれば直せるか?

変るには本人が「変りたい」と思って真剣に努力することが大事です。いくら回りが努力しても本人が変る意思を見せなければ変われません。ですから本人が取っている問題行動がどれほど自分に悪影響を与えているかや回りに迷惑を与えているかを説いて充分に理解させたうえで「こんなの嫌だ直したい」と思っていただけるように指導することです。そのことがすなわち社長や当該管理職に事実を受け入れて変っていただく事になるのです。

注意事項とは?

変われるには本人が事実を受けいれて「直したい」と覚悟を決める必要がありますし、回りはそうして頂けるように導く必要があります。くれぐれも「彼には無理だ」と決めつけたり諦めたりせずに対応することが大事です。


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