我が社の役員の中で厳しすぎて嫌われている人がいます。誰も部下になりたがらないのですがどうしたらよいですか？

この問題は人間の好き嫌いを人事に反映させるべきかという問題です。会社は仕事をする機関であって仲良し倶楽部ではありません。どのような考え方で人事に反映させれば良いかを問われた問題です。

仕事の問題は好き嫌いでは判断すべきではありません。かえって好き嫌いを克服するための良い機会になりますので推奨すべきかも知れません。しかし一方では人間には相性という問題もありますのでその人が伸びない可能性も考慮する必要があります。またその役員が人を育てられる人か潰す人かも考慮する必要があります。それらを考慮して総合的に判断すべきです。

まず考慮すべきは上司が「育てる人か潰す人か」の判断です。その人は口は悪いし厳しいですが、愛情がある人で人を育てられますので相性が悪くなければかえってその人に鍛えてもらう事はラッキーだと思えるのでは無いでしょうか。しかし確かに相性の問題がありますので一定期間観察しながら相性を見届ける必要があります。

会社にとってその人材が必要とされる部署はどこかを考えて決断しましょう。

人を大事にするには尊厳欲求を尊重する必要があります。したがってその人が嫌な上司になるかも知れないけれどもそこが会社としてはあなたを必要としているために異同を求めて欲しいと諭してその上司は厳しいけれども愛情深く人を育てられる人なのであなたにとって成長の機会になると思うというフォローが必要です。



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