赤字から脱出する際に考えるべき方程式を教えてください。

質問の内容と背景

顧客は同じサービスを受けていますと飽きが来て少しづつ売上が下がり出しますが、特に市場が変るときはそれが顕著になります。変化対応をしなければ「労多くして益少なし」になります。この問題はフル稼働にも関わらず赤字に転落してしまった企業から出された質問です。改善策を打つための目の付け所と順番を問われた問題です。

考え方や視点は何か?

赤字になるということは、攻めどころや攻め方が間違っている事が第一の原因ですのでそこを修正することが最大の方策です。しかしこれは調べながら試行錯誤でズレを調整していく必要がありますので時間がかかります。そこで第二の問題である無駄の削減をする事です。無駄には2つあります。一つは費用対効果が少ない経費を削減することであり、2つめは効率が悪い事業や商品への経営資源の投入を減らして「選択と集中」をする事です。

順序は何か?

まずすべきは無駄な経費の洗い出しです。これは売上に効果がある経費は優先して残しますがいわゆる「お付き合い経費」的なものから削減していきます。その際重要なのは赤字の程度のよって何をどこまで削減するかが変ってきます。程度の合わせた削減を試みましょう。

次にすべきは効率を上げるために経営資源の配分変化です。悪くなっても利益率が高い事業の比率を高めるべく選択と集中をしましょう。そうしている間に市場変化によるズレを見いだして試行錯誤をしながら変化対応のあり方を模索していきましょう。

最後に市場変化を理解できたらそれに対応するべく事業のあり方を抜本的に改善しましょう。

注意事項とは?

会社はうまくいくようになっていますので、必ず道は開けます。ですから可能性を信じて希望を持って変化対応を行ないましょう!焦りや落胆や怖れに支配されて後ろ向きな行動は慎みましょう。



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