なぜストーリーを作ると売れるのですか?

質問の内容と背景

私は口癖のように「ストーリーを作りなさい。共感されるストーリーが出来たら売れる」と言っています。それを受けて素朴な疑問として出された質問です。改めてこの機会にその理由を考えます。

なぜストーリーが効果を持つのか?

ほとんどの人が明確な欲求を持っておらず漠然と「こんなのがあったらいいな」と考えています。アドラーは「行動は無意識」と言っていますが、誰もが無意識に支配されて行動しています。それに対してストーリーは各人の無意識に意味を与えて「実は自分はそうしたかった」と無意識のモヤモヤとした願望を明確化させてくれるのです。それで自分の無意識の願望に明確な意味を持たせてくれることにより購買行動に繋がるのです。

ストーリーを作るにはどうすればよいか?

そうしてみると、ストーリーは顧客予備軍の漠然とした無意識を明確にする働きが必要になります。ですから例えば事例を多く用意してそれを見せながら顧客の要求を絞り込んでいき、その共通点として顧客の無意識の欲求を言語化するのも一策です。

あるいは経営者のストーリーが顧客のストーリーと類似しますので(一定の確率で同じ四級を持った人が存在します)自分がなぜそれにこだわりを持ったかをストーリー化すればそれに共感してくださる人が一定の確率で現れるのです。

注意事項とは?

人は誰でも「自分は特別だ」と考えたい動物ですので、特別感を出して自己尊厳を刺激する表現を工夫しましょう。それにより共感力がましますので、洗練された表現が出来る様に言葉を磨いていきましょう。



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