精神がやんでしまった社員がいます。何が問題で、如何すれば良いでしょうか?
神経症は別名「真面目ちゃん病」とも呼ばれる病気です。真面目な人が自分の限界を超えて頑張って閾値を超えた場合に起こります。会社にとっては社員のメンタルヘルスを管理する必要があり、衛生委員会を開催したり医師の面談を受けたりとの対策が必要ですが、それでもうまくいかないケースが存在します。今回は会社の制度では救えなかった人がいた場合の対策を聞かれた問題です。
人は本来誰でも完璧な存在であり問題はありませんが、物心がついた段階から、劣等感を跳ね返すことが出来ない場合に曲がった解決方法を求めて自分を納得させようとします。それが精神を病むことで自分を納得させる場合がこの場合に当たります。したがって真面目な人で、頑張りすぎたり悩んだりして閾値を超えた場に病気を理由に解決を図ろうとするのがこの場合です(アドラーによる優越コンプレックス)
精神を病んでしまった人は、無意識に自らが自らに課した目標達成手段がこれですが、そんなことは一切思いも寄りませんし、自分を犠牲者や被害者だと認識していますので、無意識の行動を認めることは出来かねます。直すには原因である「勇気くじき」に目を向けて無意識が設定してしまったプロセスと実体を受け入れて、自ら「何とかしよう」と思って頂く事が出来れば少しづつでも直せることが可能になります。