部長はなぜ事業計画を作れる必要があるのですか?

質問の内容と背景


事業計画をボトムアップで策定する場合には役員ではなく部長が事業計画を策定します。
なぜ課長ではなく役員でもなく部長なのかを問われた問題です。
部門経営者としての部長の役割を問われた問題です。

なぜ部長が事業計画を作る必要があるか?

部長の役割と事業計画とは?

部長は組織の責任者ですから組織運営に関する責任は部長が負います。
その場合部門責任を負うのが部長ですから部門単位で会計の計算単位をもうけて
部門別の管理会計を導入して部門責任を部長に負わせます。
そうしますと部門計画を策定してその結果責任を負うのが部長になります。
役員は機能と事業に責任を持ちますのでいくつかの部門を束ねた責任を持ちます。

なぜ課長ではなく役員ではないのか?

まず課長はある部門の一部分の担当範囲ですので、課長が部門計画を立てることは出来ません。
部長の部門方針に基づき自分が責任を持って作れる売り上げと利益を上げるのが責任範囲です。

役員はいくつかの部門を併せた結果ですが事業本部がある大きめの会社では役員が事業計画を作りますが
そうでない場合は通常部長が事業計画を作ります。

展開内容

部長が事業計画を作るということは、部門方針や部門の事業の把握と事業運営イメージを明確に持っていなければいけません。
事業センスがあり、言われたことをやるだけではなく、どうすれば収益を生めるかを考えながら事業活動をする行動パターンが
必要です。

そこで問題です。
部長でありながら事業計画を作れない部長に事業計画を作らせるにはどうしたら良いですか?

A:必要な手順と資料を用意して、形式的に作れる状態を作り教育しながら出来る様になって頂く

B:センスの問題もあるので教育してダメなら上位者が作成する















答え















答えはAです。
人間の能力は無限ですので、それに期待することが大事です。
また部長に抜擢した責任があるので、そう簡単に諦めてはいけません。
時間をかけてじっくりと教育しましょう。

今日から出来る実践

部門計画を立案するフォーマットを作りましょう

今日の実践は部門計画のフォーマット作りです。
部長が部門計画を立案しやすいように必要事項をまとめられるフォーマットを作成しましょう。
そしてそれを生めるのに必要な資料を合わせて考えてみましょう。


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