部長業の調整業務とは具体的に何をすることですか?

質問の内容と背景


この質問は部長業の内容の説明をしたときに出た質問です。
調整業務と言われてもわかったようなわからないような感じがするので具体的に何をするかを教えて欲しい
と問われたのが今回の質問です。
調整業務の内容をご説明します。

部長業の調整業務とは?

翻訳業務

組織は階層構造を持ちながらマネジメントを行いますが、ポジションが上に行けば行くほど
より広範囲の責任を負うことになるために議論される内容が抽象的になっていきます。
具体的な現場から抽象的なマネジメントの間で議論されている内容を理解するには両者の間での翻訳が
必要になります。

つまりマネジメントに対しては現場の具体的な事実をマネジメントが全体把握できるように抽象的意義も伝え
マネジメントの方針や依頼事項を現場の人間が理解できるように具体的な実務の言語に翻訳して伝える事で
両者の理解と歩み寄りを図る事を行うのです。

均衡点を見いだすこと

部長業の調整業務は部門内、部門間、上下間、会社間の調整を図ることですが、
それはそれぞれの目標を追求していることから起こるセクショナリズムを排除して
組織目標に照らしての均衡点を見いだすことです。
そのためにはより高い次元で考えてフィロソフィーを判断材料にしながら
関係者が全て納得できる大義名分のたつ判断が行われる必要があります。
それが出来てはじめて組織が健全に運営できますので、組織の責任者として部長の役割として
認識して頂き体項目です。

展開内容

調整業務の内容を議論していて翻訳や均衡点を見いだすという事を考えると
抽象度の違いを同じ内容で示せなければいけないという難しいコンセプチュアルスキル
を要求される業務だとわかりました。
そこで問題です。
どうすれば出来る様になるでしょうか?

A:本質を考えて一言で表現する癖をつければ出来るようになる。

B:実務を知らなければ具体化は出来ないので実務を理解しながらその本質を一言で示す訓練をする。















答え















答えはBです。
つまり具体的なことから抽象化の方法でしかトレーニングは出来ません。
なぜなら全ては価値を作れる実務をどうするかに関連しているからです。
実務を理解するべく現場に足を運びましょう。

今日から出来る実践

現場を見回り現場の仕事を理解しましょう

今日の実践は現場の仕事の理解です。
現場で質問をしながら業務の内容、作り出している価値、
各作業の必要性、よりよくするための改善の方向性を認識しましょう。

全ては実務を理解することから始まります。
そのために今日は現場に足を運んで業務理解に努めましょう!


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