部長業で押さえるべき業務内容は何ですか?

質問の内容と背景


部長がやるべき仕事はわかりづらい事から出された質問です。
そもそも管理職は階層を作ってもそれぞれの役割の違いを明確に定めづらい事に難点があります。
わかりやすく違いを把握したいという事が今回の中心課題です。

部長のしごととは?

部長の役割とは?

部長は組織の責任者です。
組織は役員が整備しますが事業と機能に関しては役員の責任ですが、
境目に当たる部分では価値観の対立が起こりますが、その調整が部長の仕事です。
部門内、部門間、上下間、会社間の対立構造をフィロソフィーを活用して一階層上の価値観で調整します。
フィロソフィーの使い手で次元転換が出来る事が大事です。いわば翻訳機能で組織をうまく機能させます。

部長の仕事とは?

部長の仕事は以下の4つです。
①課長育成:これは自部門内の課長を育成して課長が自らの役割を発揮できるように指導することです。
②調整:フィロソフィーを使いながら部門内、部門間、上下間、会社間の調整をします。
③理念浸透:組織の運用・判断材料である理念・ビジョン・フィロソフィーを浸透させて組織運用を円滑化させます。
④事業計画:経営者からの指示に従い部門計画を立案してそれを執行して部門の結果を出します。

展開内容

部長と課長の違いがはっきりとわかっておられませんでしたので、
課長が実務の責任者であり部長は組織の責任者だという違いがわかりすっきりされました。
そこで問題です。
なかなか部門責任を負える部長を育てられないという悩みを持たれておられましたが
何が問題だと思いますか?

A:課長が育っていないのが問題

B:部長が課長を育てられないのが問題















答え















課長が育っていないことが問題ですが、部長が課長を育てられれば大丈夫です。
部長は課長業が出来て育てられる人をあてがいましょう!

今日から出来る実践

部長の職務分掌を見直してみましょう

今日の実践は部長の職務分掌の見直しです。
文書でない場合は実際に任せている範囲や本人が認識している内容を確かめてみて
妥当かどうかを検証してみましょう。
組織は分業体ですので、役割分担がしっかりしている事が大事です。
どうなっているかを確かめるのが今日の実践です。


「組織」の人気ランキング