社長業で最も大事な仕事は何ですか?
質問の内容と背景
社長は会社の全責任を負いますので全てが大事な仕事ですが
その中でも何が重要かを聞かれたのが今回の質問です。
社長にとって何が一番大事かを問われた問題です。
社長にとって最重要事項とは?
社長業とは?
社長は会社の全責任を負う人ですので、責任を負える状態を作る事が求められます。
「方針を決めて意思決定をして責任を負うこと」が社長業ですが
そのためには「どうしたいか?」の意思を明確にしてそうなれるべく仕組みを作り、人を育てて
その状態が出来る様にします。
会社は目的志向集団ですので、目的を決めてそれが達成できる組織を作り
組織を分業態として役割の細分化とその統合化を図り全体が一つになるように組織を整備・運用します。
最重要事項とは?
ここでは稲盛さんが言われていることで説明したいと思います。
稲盛さんは「社長にとって最も大事な事は社風を作る事です」
といわれています。
社風は社長の考え方が仕組みを通して社員の心を形成してその集合体が社風です。
社風は一種の文化を形成して社員の行動パターンを決めます。
我々が遭遇している環境は心が洗われたものですので、心がどのようなものであるかを示した社風こそが
社長が作る作品として最重要なのです。
展開内容
社風が最重要だと納得されましたが、どうすれば良い社風が出来るかが問題となりました。
そこで問題です。どうすれば良い社風が出来るでしょうか?
A:オール肯定出来る事を目指せば良い社風が出来る
B:社長が「こうして欲しい」という考え方と行動指針をフィロソフィーとしてそれを推進すれば良い。
↓
↓
↓
答え
↓
↓
↓
答えはBです。
Aが本当は正しいのですが、それを伝えて理解させるのは難しいし宗教的になってしまいますので
まずはBで確実に社風を確立することが求められます。
今日から出来る実践
貴社の現在の社風を定義して望ましい方向性を示しましょう!
今日の実践は社風の定義と改善です。
まずは貴社の社風をいくつかのキーワードで示して、どうしたいかを示しましょう。
そしてそれを具現化するためにどのフィロソフィーを重点的に血肉化すれば良いかを考えてみましょう。