言うことを聞かない社員がいます。どう対応したら良いでしょうか?
質問の内容と背景
これはある会社の営業会議で、赤字の事業所をどう建て直すかという議論をしていたときの質問です。
立て直しのために派遣された所長が孤軍奮闘頑張っておられますが、
突っかかってきて言うことを聞かないリーダー格の社員の対応に苦慮されておりました。
その社員との対応の仕方を検討しているときに出た質問です。
今回はその問題を扱います。
言うことを聞かない社員の対応を考える
問題の社員の特徴とは?
問題の社員の行動特性を知るべく質問をしました。
そうしたら以下の特徴が帰ってきました。
1,何かを指示すると突っかかってきてやりたくないという態度を取る
2,気に入らないことがあるとすぐに怒る
2,部下と親分子分の関係を作る
エニアグラムでは何番か?
人との良好な関係性を築くにはエニアグラムを活用すると楽です。
今回は聞き出した特徴が8番そのものでしたので8番の対応を伝授しました。
つまり8番は力を本質として自立、独立をほしがるタイプです。
傷つきたくない、支配されたくないという気持ちが強いので、
指示命令されるのを極端に嫌います。
自分がリーダーでリーダーとして自分が周りを思い通りにコントロールしたいからです。
その人に対して対応を誤ったがためにその人とうまくいかなかったのです。
どうすれば良いか?
8番への対応は「お山の大将」にしてあげることです。
汚いことがきらいで、自分がトップですべてを把握して、自分の思い通りにしたい!
ですからその気質を利用して任せれば良いのです。
頼りにしているよ!
と認めて「おまえプロだろ」
おまえが皆を引っ張っていって頂かないとこのチームはまとまらない
任せたので助けてくれナ
と任せれば意気に感じて結果を出してくれるのです。
ですから自分の言うことを聞かないといって問題視するのではなく
思い切ってやらせるように逆にこちらが頼れば良いのです。
リーダー気質の人をコントロールしようとしてはいけません。
展開内容
確かに任せれば力を発揮することを理解頂き任せることにしました。
そこで問題です。
今回は8番でしたが他の番号の場合でも同じように扱い方があるのでしょうか?
A:番号によって扱い方は変わるが、スイッチを入れやすい番号とそうでない番号がある
B:番号によって扱い方は変わるし、各番号によって固有のスイッチの入れ方がある
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答え
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答えはBです。
そうなんです。エニアグラムは性格を9つに分けていますが
自分の番号がしっくりくるとまさにそのまんまです。
つまり番号よって行動特性がまるで違いますし、
スイッチの入れ方と地雷がまさにその通りなものが存在します。
ですからリーダーはこれをマスターしているといないではまるで人心掌握力が異なります。
エニアグラムをマスターしたいものです。
今日から出来る実践
エニアグラム無料診断をして頂き奥様に自分の取説を伝えましょう。
本日の実践は自分の取扱説明書を作って奥様に伝える実践です。
無用診断を行ってそこに書かれている自分の特徴を良く吟味して
それをうまく使いながら「自分の取説」を作ってみましょう。
そしてそれを奥様に渡して自分が気持ちよくなるにはどのように自分に接したら良いかを
その資料を基に解説してみましょう。
夫婦生活は「わかってくれるだろう」と変な期待をしていることで、それが得られない場合は対立構造になります。
それは間違いです。
お互いに自分をあらわにして自分がして欲しいことを相手に伝えて円満な関係を作れるように努力しましょう。
本日は取説を作って相手に指導する実践をしてみましょう。