潜在意識は全体性だと聞きました。どういうことでしょうか?
潜在意識の話が出た背景について
潜在意識は顕在意識に対する概念で無意識層を示します。
意識には自分で認識できる顕在意識と意識できない潜在意識とがあります。
そして潜在意識は顕在意識と比べるとはるかに広大な世界を形成しています。
我々が意識できる顕在意識は昔は2~3%とか5%とか言われてましたが、
最近ではなんと1%もないと言われています。
つまり意識と言えばほとんどが潜在意識を示すことになります。
そんな潜在意識の働きを知っていなければ何をやってもうまくいかないことになりますので
潜在意識の性質を知りたいということになりました。
数ある潜在意識の性質のうち今回は全体性について説明します。
潜在意識の全体性について
全体性の意義とは?
潜在意識の数ある性質のうち今回は全体性の意義を述べます。
全体性は部分性に対する概念です。
そしてここで考えなければいけないのは部分と全体の関係についてです。
ここで大切なのは宇宙に存在するすべての存在が持つ性質です。
ホロン構造といって全体の構造と部分の構造は同じなのです。
ですから部分は全体の構造と同じですし、全体は部分に現れるのです。
ここではその関係性が実に大事です。
人を判断したり評価する際にどう生かせるか?
人の行動は実はどう言っているかではなく、どう行動するかで判断しますが、
実は行動はほとんどが潜在意識に支配されているのです。
つまり夢遊病のようなものです。
皆様は酔っぱらって意識が飛んでしまっても無事に自宅へ帰れたという経験を
されたと思いますがそれがそうです。
潜在意識がその人の全体を示しています。
そうしますとすべてのバランスをうまくとらなければうまき行かないことになります。
つまりないがしろにするものがあったらそこから全体は崩れます。
ですからすべてに心配りが必要なのです。
例えば夫婦仲が悪かったり親子仲が悪ければ経営は絶対にうまくいきません。
一時期うまくいったとしてもいずれは崩れ去ります。
つまり評価する際の視点は好き嫌いやバランスのわるさはないかという視点です。
松下幸之助さんの与信判断について
このことを知ってかどうかわかりませんが、経営の神様と言われた松下幸之助さんは
商売を始めた時にある面白い判断基準で与信判断をされました。
それはどちらが正しいでしょうか?
A:約束を守る人には与信を与えた。
B:夫婦仲がいい人に与信を与えた。
↓
↓
↓
答え
↓
↓
↓
答えはBです。
確かに約束を守る人でなければ信用できませんので
こちらが正しいと思いますが、実際に松下さんは夫婦仲を見て与信を与えたのです。
外ずらがいくら良くても内ずらが悪ければ結局いつかは化けの皮がはがれます。
実は人間関係の基本は家族関係です。
ここがよくなければうまくいきようがありません。
家族関係を大事にしましょう!
今日から出来る実践
パートナーが喜ぶことをしてみましょう
本日の実践はパートナーに気配りをして相手が喜ぶことをする実践です。
結婚されていない方は社員でも親でも結構ですので、自分に最も近い人を大事にしてください。
ビジョン心理学というスペザーノ博士が提唱している心理学では家族関係がうまくいけば
マスタリーという自我を超越したレベルまで行けて必ず幸せになれると説いています。
実は家庭は精神修養の最高の場所なのです。
ご健勝をお祈りします。