どうすれば経営理念が作れるでしょうか?

多くの経営者の経営理念に関する実感としては、以下のようなことがあります。
「経営理念の大切さは実感しています。大経営者はみんな経営理念の大切さを説いておられますし、本でも紹介されています。会社の憲法として、社員の判断基準になるものを作る必要があることはわかるのですが、本に書いてある他社の例を見ても『これで本当にベクトルを合わせたりもしもの時の判断基準になる』とはとても思えません。自分で納得できる経営理念はどうすれば作れるのでしょうか。」

多くの経営者は、大事さを説かれれば確かにそうは思いますが、実感がわかないのです。
それは自分の人生の目的と経営理念とが乖離しているからだと思います。
自分の人生を振り返りながら、自分が事業を通して社会の課題の何を解決するかがあらわされていなければ力が出ないと思います。

経営者の人生の目的にあった経営理念を作るには

それでは、自分の人生の目的に合った経営理念を作るには以下の2つの方法のうちどちらが良いと思いますか。

A:自分の人生の年表を作りながら、時に特徴的な体験で何を学んだかを考え、結局何が自分の使命なのかを一言で説明できるまで絞り込んでいく。

B:社員とプロジェクトを組んで経営理念の作り方を示した本のプロセスにしたがって、議論を重ねながら作り上げていく。



答え




経営者の人生から、顧客への提供価値と必然性を考える

答えはAです。

なぜなら経営理念は会社の全責任を負う経営者個人の問題だからです。

全人生をかけて自分が追求すべき社会の課題解決を、自分の人生の目的と統合させる必要があるのです。
そうできればぶれない経営判断ができるようになりますし、そうでなければ立派な経営はできないのです。

そのために自分の人生の意味を年表を書きながら整理して、すべての経験をする必要があった意味を考えてみましょう。
経営者はその事業で作られる商品により顧客が得られる価値と、ご自分が提供する必然性を、ご自分が経験された人生から必ずくみ取ることができます。

松下幸之助さんは「経営の最短距離」として経営理念の大切さを説いておられます。
曰く「経営者ただ一人が自分の人生そのものの経営理念を確信するだけで経営は50%成功したも同然です。そしてそれを確信することが経営成功の最短距離です。」

今日からできる実践

1.強く念じること

そうは言っても自分の人生の目的を一言で表せるキーワードを見つけるのは至難の業です。
でも大事なことは「それを見つけたい」と強く念じて自分の潜在意識に入れることです。

2.言葉を探し、考えること

そしてそれを毎日念じながら探す旅を始めるとともに経営理念の例を集めている本を買ってきてそれをめくりながら自分の感覚でピンとくるものを探しましょう。
しっくりきそうな言葉があれば、その言葉の目的をもとに、自分の人生の各重要体験が自分に学びを与えてくれた体験であったかどうかを考えてみましょう。

3.繰り返すこと

この作業を繰り返すうち、いつかフッと「これだ!」という経営理念がわいてくると思います。

「経営成功の最短距離」ですから、頭から血の汗をかくほど考えて、あなたの人生そのものの経営理念を作りましょう。


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