スポテイファイのビジネスモデルを教えてください

質問の内容と背景


スポテイファイは音楽を4000万曲無料で楽しめる音楽ストリーミングサービスです。
音楽の違法コピーは著作権を支払わないことが問題になっていたことから、その問題を解決した形で
配信を無料で行う形をとりました。
一般には無料が難しいところなぜ無料が可能になったかが今回の質問の趣旨です。

スポテイファイのビジネスモデルとは?

スポテイファイの特徴とは?

アップルミュージックやラインミュージックなどは月額課金を前提として無料トライアル期間を設けていますが、
スポテイファイは完全無料配信になっており会員とすればうれしいサービスです。
特徴は原則は無料ですが有料会員制度があり、音質を良くしたり広告を無くしたりするサービスで課金しています。
結果44%の人が有料会員になっていますので、アーテイストやレーベルにちゃんとお金を払えるのです。

なぜ無料でできるか?

商売が成り立つにはキャッシュポイントをどうするかが問題です。
このモデルの場合入金は大きく分けて二つです。
第一は音楽そのものに対する月額加算であり
第二は広告収入です。

しかしスポテイファイは原則的には無料を貫きたいために工夫をしました。
原則は広告収入ですが、有料会員として、広告が入らないサービスや音質が良くなるサービスとして
音楽そのものではないところにキャッシュポイントを置いてサービスを構成させました。
そのため会員は原則無料で音楽がいくらでも聞けるという意識で参加できるのです。

展開内容

多くの客を囲い込んでその人達に広告をすることで広告収入を得るビジネスは「メデイア」と言われます。
今回はメデイアのモデルですが何がうまくいったのでしょうか?

A:無料である感覚を植え付けながら、違うところでお金を取っているので無料で音楽を聴けるというお得感を味わえる

B:無料の対価を不快感としてその不快感を取り除くことでお金を払っていただく。















答え















答えはBです。
これはクックパッドがそうですが、検索できるサービスで会員制度を作っているクックパッドとも通じます。
より快適な環境での使用で優越感を味わいたい心を刺激するサービスです。

今日からできる実践

会員制度とプレミアム会員制度を設計してみましょう

今日の実践は会員制度の設計です。
会員制度を設計してそれよりも高いサービスを保証するプレミアム会員を設計してみましょう。

会員制度はストックビジネスになりますので有効です。
これを機に設計してみましょう。


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