利益率3倍/ミッション、ビジョン、フィロソフィー構築
進むべき道が明確になり、取り組みの翌年には営業利益率が3倍以上に。
株式会社サンエツ 代表取締役社長 佐々木哲夫様
会社情報
■業種
建築関連業
■業務内容
空調自動制御機器の販売・設計・施工
■創業年
1982年
■現社長 就任年
2011年(2代目)
コンサルティング前 | コンサルティング後(5年後) | |
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従業員数 | 130名 | 150名 |
売上高 | 29億 | 33億 |
コンサルティング内容
・経営者のミッションリーディング(ミッション、ビジョンの明確化)、フィロソフィー構築、組織づくり、マネジャー研修、主任係長研修、役員全員のミッションリーディングから一枚岩の組織になるための関係性づくり等を5年
・現在はISOの支援も行い、今後はガバナンス体制づくりを進める計画
以下の本文は、インタビューにお答えいただいた内容です。
コンサルティング前の課題
利益率の低い受注形態から抜け出せなかった。
とにかく低い利益率が問題でした。
このままでは、いつまでたっても銀行からの借入時の個人補償がついて回り、事業継承も難しくなります。
下請けが全体の売上の50%を占めていたので、利益率の高い受注形態、つまり元請けの仕事を増やしていきたいと考えていました。
発展前の課題に対するコンサルティングと成果
組織長以上と経営陣のベクトルが合うことにより、翌年には成果が上がり始めた。
最初に、ミッションリーディングを受けました。
長山先生の指導の元、まず経営者である私がミッションとビジョンを作り、組織長がそれに基づいてフィロソフィーを作りました。
完成したミッション・ビジョン・フィロソフィーを、社員の前で発表し、毎日朝礼で唱和しています。
これによって、組織長以上と経営陣のベクトルが合ってきました。
すると翌年には成果が出はじめ、営業利益率が、コンサルティングを受ける前の2~2.5%から、7~8%に上がりました。
これは、社長の独りよがりではできないことです。
※→ミッションリーディングとは
発展のためのコンサルティング「ミッション・ビジョン・フィロソフィー構築」
お客様によりよいものを提供できて、社会に貢献できて、従業員が喜ぶ。そういう仕事をする。
お客様によりよいものを提供できて、社会に貢献できて、従業員が喜ぶ、そういう仕事をすることによって利益は自然とついてくる。
この考え方が、長山さんと同じでした。
ミッションリーディングを受けた最初の感想は、「ユニークな方法!」でした。
「いまの自分の状況は、何を経てきているのか。その秘密は幼少期からの経験にあり、自分の性格の『負』の部分を補うために、いまの自分がいる。」
という他では聞いたことがない理論に、最初は戸惑いもありました。
しかし、時間が経つにつれて腑に落ちてきたのです。
ミッションは、経営者である自分自身が腑に落ちて初めて、社員に下ろすことができます。
長山先生の指導で合宿も行い、幹部クラスから段階的に社員へ下ろしながら、ミッション・ビジョン・フィロソフィーの擦り合わせを行っていきました。
社員それぞれの持つ個性がどう交わってベクトルが合っていくか、その根本を知るために、今は性格診断のエニアグラムを、まず幹部が行って共有しています。
お客様にも、社員にもいきいきしていてほしい。
そういう場をつくるのが経営者だと思っています。
※→ミッション・ビジョン・フィロソフィー構築とは
元請けの率を増やし、社員もお客様もいきいきと働ける環境を作っていけるように。
下請けから脱して、お客様からリクエストしていただけるような社員の育成ができるようになってきました。
50%が下請けという会社でしたが、長山先生と出会ってから、元請けの率が72%にまでなり、効率よく働いて、社員もお客様もいきいきと働ける環境を作っていけるようになってきたと思います。
長山先生は、真剣にそして私たちの中に入って一緒に考えてくれますし、「絶対にこれがいいよ」と確信的に言ってくれます。
実際に結果が出ているので、それが信じられます。
現在、会社を大きくしたいと思いながら、年商1~2億の壁で悩んでいる経営者の方へ
まずは、ミッションリーディングを受けて、自分の会社が進みたい方向を考える。
そして、自社独自のミッション・ビジョン・フィロソフィーを作ることです。
そのミッション・ビジョン・フィロソフィーを社員と共有するためには、まずは経営者自身がそのミッション・ビジョン・フィロソフィーに納得するということが重要です。
ミッションリーディングを受けて、どうして自分が存在して今あるのかを考えてみる。
そうすれば、自分の進むべき道が明確になってきます。